グラフィックデザイナー独立奮闘記

失敗も後悔も振り返れば全てが成長。そんなグラフィックデザイナーがフリーランスになるまでのアウトプットブログ。

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お金を払わないお客さんに見られる特徴

お金を払わないお客さんに見られる特徴

デザイナーは制作を請け負って、その対価としてクライアントからお金を頂きます。なかには制作や印刷物を納品したにもかかわらず、その対価を払わないクライアントも存在します。

大手の企業であれば、そんなことは滅多にないかもしれませんが、僕が勤めているような小さな広告代理店の場合、クライアントも個人で経営しているお店だったりして、集金に関しては結構リスキーな問題です。俗にいう『未収』ということも、まれにあります。

なので、会社の仕事では制作や印刷をとどこおりなく行うことはもちろん、最後の『集金』が終わるまで気が抜けません。もちろんフリーランスの方も同様だと思います。まあ、お金を払わない時点で、クライアントでも何でもないんですけどね。

実際にあった未収になるパターン

僕が今まで経験してきた、実際に未収になったパターンを挙げていきます。

お店がつぶれる

これは、そのまま。パターンとしては、集金が遅れてきて→「ちょっと怪しいな」と思い始め→電話しても出ない→あわてて店に行ったら、もぬけの殻。ここまでくると、もはや打つ手がありません。相手の実家の連絡先や、共通の知人なんかがいれば回収できる可能性も少なからずありますが、相手の携帯しか知らないという場合は、限りなく未収の確率が高くなります。僕が勤める会社では何かあったら怖いので、初取引のクライアントは代引きにするか、最悪売り掛けの場合はクライアントの携帯番号以外の連絡先もさりげなく聞くようにしています。お店に飛ばれたら頭真っ白になるので、その前に事前の防御壁をはっておくようにしましょう。

取引先の会社が倒産

これもよく聞く話です。僕は幸い、『取引先の倒産』を経験していませんが、知り合いの業者さんでこのようなことがありました。相手の会社は、あらかじめ倒産することを見据えたうえで(推測ですが)、いつも通り業者に発注し、売り掛けのお金を払う前に突然倒産しました。いわゆる計画倒産というやつです。その後、会社名を変えて、同じビルで同じ商売をしています。未収になった業者さんは可哀想ですね。少しでも回収できていれば良いけど、ほぼ泣き寝入りするしかないんだろうな。会社同士の付き合いでも、こういったリスクを踏まえて業界のネットワークを大切にしていた方がいいですね。常日頃から横のつながりで情報収集することによって、最悪の事態をまぬがれることが出来るかもしれません。

支払いを渋る

これもよくありますね。店の売上げが落ちてきて、支払いを「ちょっと待って、ちょっと待って」というパターン。先方に『支払う意思』があるだけまだ良いけど、運良く全額回収できたとしても、こういうクライアントには気をつけましょう。次の発注時は『前金にする』『代引きにする』『仕事を受けない』なども踏まえて検討しましょう。そして情けは禁物。未収の兆候があった場合は、速やかに回収が鉄則。最悪支払いを渋るようなら、数回に分けて回収するという手もあります。

お金を払わない、払えなくなる経営者の特徴

僕が今まで実際に接してきた経営者のなかで、お金を払わない又はお金を払えない状態になりやすい経営者さんの特徴を挙げていきます。

見積りをきちんと確認しない

見積りを提出しても「OK〜!勝手に進めて!」っていう感じの、支払い金額をきちんと確認しない経営者。その時は自分も「見積りあっさり通った!ラッキー!」って喜ぶんですが、いざ支払いの時点になるとお金を払ってくれなくて困ることがあります。よっぽどお金がある経営者で、あなたの事を信頼したうえで「任せるよ!」っていうなら心配ありませんが、初取引のような場合で、自分の支払う金額に鈍感なクライアントには気をつけましょう。本当にお金を払う意思がある人は、払わなければいけない金額をきちんと確認するもんです。

見積り金額を値切らない

いや、値切らないのはありがたいんです。大変ありがたい。これで、きちんと支払ってくれたら万々歳です。ただ、あまりにもお金に無頓着というクライアントには気をつけましょう。『見積りをきちんと確認しない』にも通じますが、値切らないというより『支払い金額を把握していない、把握しようとしない』クライアントがたまにいます。逆に考えると、『値切るお客さん』というのは、きちんとお金を支払う意思があるからこそ、少しでも安くしようと努力するんですね。支払いに関しては、こういうクライアントの方が安心できます。

まとめ

もちろん全てのお客さんに当てはまる訳じゃありませんが、僕はクライアントと実際に接して、こういう傾向を感じました。どちらにしても、「この人、随分お金に鈍感だな」と感じた場合は、少し慎重になった方がいいかもしれません。僕の経験では「この人ちょっとケチだな」と思うぐらいの人の方が、支払いに関しては安心できる場合が多いです。

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