グラフィックデザイナー独立奮闘記

失敗も後悔も振り返れば全てが成長。そんなグラフィックデザイナーがフリーランスになるまでのアウトプットブログ。

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『自分が制作物に費やす時間を知る』そして『100円のコーラを1000円で売る』

『自分が制作物に費やす時間を知る』そして『100円のコーラを1000円で売る』

自分が制作に要する時間を把握する

僕が制作物にかける時間はだいたい

  • 名刺→1時間ぐらい
  • A4片面チラシ→4時間ぐらい
  • A3両面 2つ折パンフ→6時間ぐらい

制作する内容にもよるので、一概には言えませんが、だいたいこんな感じだと思います。

もちろん『文字打ち』や『文章構成』、『レイアウトを考える』なども含めた時間になってます。クライアントなどから、あらかじめ盛り込みたい内容をテキストデータで入稿される場合であれば、もっと早いと思います。

まあ、目安というよりは僕が制作するときに目標としている時間ですね。実際は、『途中で行き詰まったり』『余計な電話がかかってきたり』『集中力が途切れたり』で、全てがこの通りにはいきませんが、おおむねこんな感じです。

僕は日々の仕事をこなしていく上で、これらの『予想される作業時間』を自分で把握できているので、多少ずれ込んでもいいように少し余裕をもったスケジュールを組むようにしています。

自分がデザインを作るにあたって、制作に要する時間が把握できないとスケジュールが組めない→組んでも予定通り進まない→納期が遅れる→クライアントに迷惑をかける、といった事になってくるので『自分の作業スピードは必ず把握する』ようにしましょう。

長くこの仕事をしていると、自分のパターンがわかってくる

僕が制作物に要する時間が、世間一般のグラフィックデザイナーに比べて『早いのか、遅いのか』ということは、社内に自分以外のデザイナーがいないのでわかりませんが、この仕事を10年もやっていれば良くも悪くも自分のデザインパターンや作業工程のパターンが出来上がってきます。

『この業種で、このクライアントで、この内容なら、だいたいこれくらいの制作時間がかかる』ということが、体に染み込んでいるので、スケジュールが組みやすいというメリットがあります。

デメリットとしては、自分のデザインがパターン化してしまい、レギュラーのクライアントからは『いつも変わり映えしないデザイン』という印象がついてしまいます。これは自分の努力でなんとかしないといけない問題です。というか努力します(笑)

制作スピードが早ければそれでいいのか?

最初にあげた僕の制作時間の一例は、あくまでも『クライアント側に、あまりこだわりがない』『制作費もそんなにかけられない』場合の時間です。

僕が現在の会社で制作にかけている時間は、『広告業界の価格競争に一歩足を踏み入れたがゆえに、これぐらいの制作時間で終わらせないと割に合わないくらいの対価しか頂けない』という現実からきている制作時間だと自分では思っています。

わかりやすく言うと、自分としては『あまり納得した環境ではない』ということです(笑)

以前の『グラフィックデザイナーの仕事』という記事でも書きましたが、本来はじっくりと時間をかけて考え→自分の納得のいくデザインを提供し→その結果、お客さんの売り上げもアップし→お客さんの満足度も上がり、それに見合った制作費を頂く、というのが理想だと思っています。

まあ、時間をかければ良いデザインになるのかといえば、必ずしもそういう訳ではありませんが、少なくともデザイナーの仕事が『とにかく数を作ってなんぼ』『薄利多売』になってしまうと厳しい現実がまっています。

デザインの仕事は、工場のライン行程や大手外食チェーン店のように『早く安く』が、できる仕事ではありません。一般の人で、このことを理解していない人はとても多いです。

もちろん、法外な制作費を請求するとなると話しは別ですが、すずめの涙ほどの制作費について平気で値引きを要求してくるクライアントは、あまり上質なクライアントとは言えないかもしれません。

また、社内の上司や経営陣が『デザイナーも大手外食チェーン店のように早く安く制作できないものか』という思考を持っているようであれば、転職を考えたほうがいいかもしれません。

『デザインという仕事は0から物を作り上げるイノベーションの仕事』です。やろうと思えば出来ないこともないでしょうが、デザイナーに『早く安く』を求めすぎると、確実に本人のモチベーションが落ちていきます。

グラフィックデザイナーが目指すべきところは、例えば『リッツカールトン(超高級ホテル)』のように100円のコーラを1000円で売るような、自分のデザインに付加価値をつけて、それに見合った対価を得るということだと思います。

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法

まとめ

今回の記事をまとめると『自分の制作時間を把握しましょう』ということと、『自分の技術を決して安売りしてはいけません』ということです。

半分は自分へのいましめです(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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